ISAPPについて

本学会は、国際思春期青年期精神医学・心理学会(International Society for Adolescent Psychiatry and Psychology: ISAPP)と密接な連携のもと運営されています。国際思春期青年期精神医学・心理学会は、思春期の若者の健康改善を目的とした精神衛生の専門職(精神科医、心理学者、ソーシャルワーカー)から成る国際的な非営利団体です。精神衛生領域における空白を埋める国際的な専門職団体として、1984年に設立されました。思春期の精神衛生におけるニーズに専心する唯一の学際的国際組織です。組織の主な目的は、思春期の心理学・精神医学に関心を持つ専門職に、知的交換の場を提供することです。学会は、国際会議を4年ごとに世界各地で開催しています。これまでに、以下の場所で大会が開催されてきました。

第1回大会 パリ

第2回大会 ジュネーブ

第3回大会 シカゴ

第4回大会 アテネ

第5回大会 エクス・アン・プロバンス

第6回大会 ローマ

第7回大会 モントリオール

第8回大会 ベルリン

第9回大会 ニューヨーク

また、国際会議を補うための地区大会も開催されています。第1回大会はトルコ、第2回大会は大阪で開催されました。この大会は本会の第31回大会と共催され、アジア地区で初めてのISAPP地区大会となりました。

本学会はISAPP創立当初より、役員を派遣しており、現在は館直彦運営委員が副会長、生地新運営委員が評議員をつとめています。また、4年に1度の大会には、本学会会員の参加者を増やすために学会から通訳を派遣してきています。

大会では多くの論文が発表され、学会で大会会報を発行しています。会員は国際会議、出版物、学会が後援する会合への参加料金の割り引きが受けられます。思春期の発達、精神病理、治療に関連するトピックの国際的な意見交換に寄与することを願う専門職に参加を呼びかけたい、と考えています。ISAPPの活動について詳しく知りたい方・入会希望の方はISAPPのHPをご覧ください。(2017年5月現在リンク切れ)